包丁専門店・理学療法士とカウンセリングができます。気軽にお問い合わせください。
オーダーフィット樹脂柄包丁が
できるまで
一人ひとりの手に合わせて
完全オーダーメイドで制作します。
調理を楽しみたい方に!
豊富なカラーバリエーション
HACCP対応樹脂は、9色からお選び頂けます。
お好みのカラーでお気に入りの包丁に。
重量を最大40%まで削減可能!
柄をもっと軽くしたい方に!
3Dプリンターそ使って中をくりぬいた柄。
様々な技術を用いて対応の幅を広げています。
開発者インタビュー
※敬称略
理学療法士柊 越
- 普段はどんな仕事をされてますか。
- 理学療法士として、病院やご自宅に伺う訪問リハビリや、病院では診てもらえない保険対象にならない方に対する自費のリハビリを行っています。
福祉用品はいろいろ販売されていますが、医学の観点から見てその人に適しているものがないことが多いと普段感じています。 - この包丁はどんな方に使っていただきたいですか。
- ①脳卒中の後遺症などでお困りの方に対して、手の形や切り方の癖に合わせて、握りやすく滑りにくい、軽い力でも硬いものが切れるように作成いたします。
②骨折や腱鞘炎などの整形疾患の方、リウマチなどの関節疾患の方には医学的な観点を用いて、手や腕の関節に負担を減らし、症状の進行を遅らせるように製作いたします。 - 「オーダーフィット樹脂柄包丁」へのこだわりはありますか。
- 手の形に合ったものが良いとはかぎりません。理学療法士としての知見を活かして、手に負担がかからないように、包丁を握っている時間が楽しいように製作いたします。
また、お体の症状に合った包丁の適切な使い方や台所の環境に対してもご助言できればと思います。 - この商品への想いを教えてください。
- 私のモットーは「今を楽しく過ごしていただく」ことです。不自由なところがあっても今の生活をできるだけ豊かに過ごしていただきたい。 この商品にはそういう想いが詰まっています。
神戸電子専門学校インダストリアルデザイン学科川口 信之
- インダストリアルデザイン学科はどんな学科ですか。
- 家具、車、家電などを3次元CADを使ってのデザインを学ぶ学科です。
学生たちは新しいものづくりの手法を、実技を行いながら熱心に学んでいます。 - 「オーダーフィット樹脂柄包丁」を作る時に最も注意していることは。
- 理学療法士の方から頂いたデータを活かすため、包丁を入れた時の柄の向きや角度をピッタリと合わせる作業に神経を使います。
- 教育機関としての関わり方について。
- 今回の取組みをきっかけに学生の制作課題のテーマとしても3Dスキャナを活用した包丁柄の制作に取組んでおります。 学生それぞれが粘土で包丁柄の形をデザインし3Dスキャン・3D-CAD設計・3Dプリンタ出力を行うという内容で、 次の時代のものづくりを担う学生たちに今回のプロジェクトの経験を還元していけると思います。
- この商品への想いを教えてください。
- このオーダーフィット樹脂柄包丁の技術は今後多様なニーズに応えていけるものだと思います。
この商品を必要としているたくさんの方へ広がればいいと思います。
堺正元刃物店 代表辻 元明
- 「オーダーフィット樹脂柄包丁」を作ろうと思ったのはなぜですか。
- 握力の弱いお客さまに太めの柄を作成したことがきっかけです。少ない力で切れ味の長持ちするプロ用の包丁こそ使ってもらいたいと思いました。
神戸は靴の製造が盛んで、個人の型を計測してインソールを作成する商品を見てこれを包丁でも出来たらいいなあと思っていました。 - この3人で作ることになった理由は。
- 柊さんは包丁好きで来店されたお客さまで、世間話をしていて理学療法士さんとわかり協力を依頼しました。
川口さんは、HACCP対応樹脂柄の製作のために3D切削加工機を購入した会社から包丁の柄に興味がある方がいるよとの紹介をいただきました。
2人の専門力があってこそ出来上がった包丁です。 - この商品への想いを教えてください。
- 少ない力で切れ味の長持ちするプロ用の包丁を使うと食材のおいしさが変わることを実感してほしいですね。
家庭用のお客さまには、おいしい食事を作る・食べるための自立を応援できればと思います。調理人や調理の仕事を目指される方には就労の面で応援できればと思います。 - 今後の想いは
- 今回の商品は現時点での最新版ですが、まだまだいろいろな思いやニーズをお持ちのお客さまが多数いらっしゃると思います。ニーズをお伺いして更なる改善・改良に努めていきたいです。
包丁のことなら堺正元刃物に頼めば、どんなことでも解決してくれるといわれるようになりたいですね。